TOEFLを受けたこともない、英語も全く話せないぼくがいきなりフィリピンに行ってきた話。
(画像は入学テストの結果と、1周目のテスト結果が載ったもの)
S=speaking 2点→12点
W=writing 2点→11点
点数をみていただけただろうか、これはフィリピンの語学学校で受けられるTOEFLの模擬テストの結果である。むこうではよくモックテストと呼ばれてるやつ。
語学学校についた次の日にまずテストを受けます。そして次の日には結果が出るのでそれを元に授業や担当の先生が決まります。ぼくの場合はスピーキングとライティングが2点しか取れなかった上に、滞在期間はたったの2週間だったのでひたすらスピーキングとライティングを詰め込むことになりました。。。
この話の前にまずはフィリピン留学に関する注意点とか気になりそうになりそうなことを一問一答でまとめておいた。
・どこの学校行ったの?
フィリピン、セブ島にある学校SMEAG。
・学校どんな雰囲気?
勉強ばっかりする人と遊びにばっかり行く人の2パターン。勉強する人は6Fにある自習室にこもっており、遊びに行くことが多い人はカフェで友達と話したり人脈作ったりしてる。
6F自習室の机。8時半ぐらいから満員になります。
カフェ。夜になると人がたかります。
・ごはんおいしい?
たまにおいしいものもあるけど基本的においしくない。期待しないほうが良いが、思っている以上に食べられる。日本食と中国食と韓国食のメニューがローテーションして出てる。なぜかキムチだけは毎回ある。昼間のキムチはごま油で炒めてるらしいので辛さ倍増。
おいしかったメニューは、肉そぼろ、麻婆豆腐、ハンバーグ、味噌汁あたり。なお味噌汁以外のスープはまずい。あと、フルーツポンチはおいしかった。
※SMEAGは他校に比べてまだ食べられるそうです。
・wifiつながる?
フィリピンだと全体的にwifiは期待しないほうがいい。簡単につながるwifiだと、つながっているマークが出ていても全然つながらなかったりする。逆に接続してしまえば安定するけど、なかなか接続できないwifiなんかもある。また、突然切れたりもします。
SMEAG校内だと、つながるポイントは大体3つぐらいで、まずは2fの広場的なところで拾えるstudent wifi、2つ目はヘア、ネイルサロン前にあるsmeag salon,最後はカフェにあるsmeagCS(Coffee shopの略)。
student wifiはすぐに接続されてマークはでるけど、全然つながらないこともしばしば。夜になると急につながったりします。
smeag salonは接続されにくい為マークでない上につながらないことも多いので予備的な感じ。
一番安定した回線はsmeagCSで、ラインやネットサーフィンする分には何とかなります。ただし接続はされにくい(正しいパスワードを入力しても正しくないと出る。)ので根気よく接続しないといけない。
また、カフェがよくつながるのはみんな知ってるので、夜になるとほんとにwifiに接続できないことも多いです。そういう時はsalonなども試してみるといいよ。
※なお、smeagCSのみなぜかパスワードがsmeag0123となっています。(その他はすべてsmeag123)
・部屋どんな感じ?
ぼくは4人部屋でしたが、かなり広くて便利でした。3人部屋だと大分窮屈でした。取るなら絶対4人部屋。安くて広い。ただ、3人部屋はエアコン1つなのに対して、4人部屋はエアコン2つなので電気代は上がるかもしれない。
4人部屋だと、冷蔵庫1つ、エアコン2つ、シャワーとトイレ一つずつ。クローゼット人数分あります。前の人がおいていったハンガーとかたくさんあると思うのでハンガーとかは基本的にもっていかなくてもいいと思います。
なお、写真の扇風機は部屋の人が持参していました。
・ウェルカムセットがもらえるって聞いたけど。
まず学校についたら日用品やお菓子、ジュースの詰まった袋がもらえます。これがウェルカムセット。カップ麺も入っています。おいしくいただきましょう。
トイレットペーパーやその他石鹸、シャンプー、歯ブラシも入ってます。でもぶっちゃけ使えるのはトイレットペーパーぐらい。トイレットペーパーも少し小さめで1週間ぐらいで大体なくなるので日本から持ってくるなりしましょう。
なお、近く(徒歩5~10分程度)にパビリオンという現地人も使うスーパーがあるのでそこでも全部買えるので何も持ってこなくても大丈夫。語学学校に前からいる人に聞けば連れて行ってくれます。たぶん。
・結局電気水道代ってどれくらいかかる?
ぼくは大体2週間で1000ペソぐらいだったので2000ペソ/月ぐらいです。部屋ごとに全然違います。ぼくの部屋はめっちゃ使う人たち4人で固まっていたのでとても高かったですが、エアコン、冷蔵庫を使わない部屋だととても安くて月1000ペソかからない部屋もあるようです。
・教室ってどんな感じ?
1対1の授業の教室はめっちゃ狭いです。二人すわったらぎゅうぎゅうになるような席。親身になって教えてくれます。先生と2人なので雑談なんかも結構あります。
また、1対4、1対8の教室になるとそこそこ広くなります。
この下
写真はスパルタ系の授業の様子。スパルタの授業は早朝と夕方にあります。はじめの4週間はスパルタ授業に出ることが義務づけられていて、タイムカードなどで出席がチェックされます。4週間終わった後の出席率が90%未満の場合は警告を1つもらいます。(5つで退学)長期いる場合は必ず出ないといけませんが、4週間以内の場合はあまり関係ないので出席は個人の自由みたいな感じ。
ただ、スパルタ授業を持てる先生は限られていて、そこそこ実力のある先生のみ教えているので出る価値はあり。
・かわいい女の子と出会いある?
割とあります。中には語学学校の中で付き合い始めたっていう人もいました。ただ日本に帰ってからは破局が多いそうなので夢を見ないように。なお、SMEAG校内で異性の部屋に踏み込もうものなら両方退学なのでご注意を。また、先生と学校外で遊ぶ、飯に行く場合はSMEAGに申請を出す必要があります。まあ基本的に誰も守ってないそうな。
・結局お金どれぐらいかかるの?
ぼくの場合はエージェントを使いました。すべてエージェントに丸投げでお願いしましたが、学費、航空費、保険費、その他現地で使う費用などすべて込みで30万弱ぐらいでした。内訳は、学費と入学金などで15万ぐらい、航空費が7万ちょっと、保険が1万5千円ぐらい、あと現地で5万ぐらい使いました。
なお、ぼくは2週間でマッサージ屋にほぼ毎日行ったり、ボホール島(セブ島の南のほうにある島)遊びに行ったので結構かかっていますが、本気で勉強しかしない場合(学校にずっとこもっている場合)は教科書代などの諸費用を除きお金かかりません。週末に友達とごはんなどに行く程度であれば月2,3万もあれば足りると思います。
・少しでも留学費用減らしたいんだけど?個人で手続きしてもいい?
ぼくは地球の歩き方という超有名なエージェントに依頼しました。エージェント依頼費だけで3万ぐらいかかりますがぜひ有名なエージェントは利用すべきです。というのも、結構手続きが面倒だからです。(笑)初めて留学する場合は必ずエージェントを利用しましょう。丸投げするとめちゃくちゃ楽です。
あと、インターネットでよくわからないエージェントを利用するのはやめましょう。どことは言いませんが、4週間で申し込んでお金も払っていたのに、現地に行くと2週間分しか登録されていなかったなんて子がいました。エージェントに使うお金をけちると逆に面倒です。仕事も遅いので。
お金を減らしたい場合は飛行機代を減らしましょう。エージェントに丸投げするとすべて取ってくれますが結構割高です。8月だとエージェントに取ってもらうと大体7-8万ですが、個人で来ると3-4万でこれます。往復で。
・授業内容どうだった?
前にも書いた通りですがぼくはスピーキングとライティングが弱かったので、ひたすらその2つを練習しました。
練習内容はスピーキング、ライティングともに簡単で、答え方のテンプレートを覚えて、それに沿って回答できるようになるだけ。練習方法は非常にシンプルで日本でもできそうな内容になっています。
ただ、全く英語のできない状態で英語の説明を英語で受けるというのは最初の1-2週間はとてもしんどいです。特に初めて3日目ぐらいはすべての質問とか指示に対してyesしか言ってませんでした(笑)ある程度すると何を言っているのかりかいできるようになってきます。
また、フィリピンの先生たちは英語が全く分からなくても頑張って教えてくれます。日本みたいに「え、こんな事わからないの?」的なところがない。むしろもっと簡単なこと聞いていいんやでといわんばかり。なので本当に英語ができなくても何とか救済してくれるので本当にお勧めです。
また、ぼくは今回Pre-TOEFLで申し込みをしました。SMEAGに限らずどこの学校でも同じだと思いますが、ESL(お話だけのクラス)はTOEFLやTOEICクラスに比べてできることが限られます。また、内容も簡単なのでどうせならTOEFLやTOEICのコースで来ることをお勧めします。
あと後悔したのは日本にいる間に単語を詰めてこなかったこと。単語がわからない分にはどうしようも伸びようがないです。フィリピンに来ただけで単語が頭に入ってくるなんてことはマジでないです。フィリピンにいても同様に頑張らないといけないことなので、これはぜひ日本でやってくるべきだと思います!
フィリピン留学を迷っている人はとりあえず2週間でもいいからぜひ行くべき!あっという間に終わるし、いい友達にも巡り合うはず!楽しんで。