メルカリやヤフオクを利用してる方ならおなじみの発送方法、はこBOONですね。荷物の重さによって発送値段が変わるという一風変わった発送方法です。
値段が関係するのは発送するものの重さのみで、サイズは全く関係なかったために軽いけれど結構大きめのものが安くで発送できるということで昔からよく使ってました。
そんなみんな大好き、はこBOONがなんとサービス停止するらしい。
そういうわけで今回はそんなはこぶーんが停止した理由とその詳細について、あとはこれからの代替案をつらつら書いていこうと思います。
はこBOONとは。
はこぶーんとは、伊藤忠商事、ヤフー、ファミマ、ヤマト運輸が共同でやっている宅配便サービスのこと。2009年にヤフーゆうパックが廃止されたことに伴って2010年からサービス開始していました。
箱の大小にかかわらず、発送商品の重さで値段が決まるというのが最大の特徴。取り扱いができる商品は全編合計160cm以内、重量25kg以下。
メルカリやヤフオクなどで比較的軽い品物を扱う人にとってはこの発送方法が最安値になることが多く重宝されていたサービスとなります。
はこBOONサービス停止へ。。
停止の詳細について
そんなはこBOONですが、サービスを一時休止することが発表されました。
<今後の予定>
配送お申し込み受付終了:
2017年7月10日(月)17:59まで
店舗発送手続き受付終了:
2017年8月9日(水)23:59まで
発送管理(マイページ)閲覧:
2017年8月31日(木)17:59まで
再開予定:
日程が決まり次第、お知らせいたします。
https://www.takuhai.jp/hacoboon/jsp/ypuser/information.jsp#012
こんな感じで発送受付は7月半ばまで、発送手続きが終わるのはその30日後ですね。
なお、はこBOONminiは継続する模様。
http://push-switch.com/3026(画像引用元)
「より早く」ではなく。がキャッチコピーのはこBOONmini。45×35cmの袋で大阪から東京間をワンコインの500円に抑えた格安発送方法。
重さは10kg以内でなければならないことや、発送はもちろんのこと受け取りもコンビニ(ファミマ)であることから受け取り側には少し不便なものとなっていますが、発送費が安く抑えられることが最大の強みです。
なので都内や大阪府内など、コンビニが大量にあるような場所へ荷物を発送する場合は問題ありませんが、かなり地方でコンビニが数kmに一つしかないような場所であれば使いにくい発送方法ですね。
あと発送完了まで5日間ぐらいかかることと、壊れ物指定ができないなどその辺も結構不便ですね。通常のはこぶーんとは違う点です。
さんざん文句言いましたが、やはり安くで発送できることと、普通のはこBOONがサービス停止することを考えるとこれからは利用者が増えるかもしれませんね。
はこBOONが停止する理由
言わずもがなかもしれませんが、ヤマト運輸が長時間&超過密労働&残業代の未払いなどでもはや手の付けられないほどに問題になっていることがニュースなどでも取り上げられていました。
はこぶーんは伊藤忠商事がヤマト運輸に委託業務するという形で成り立っているサービスでした。伊藤忠商事からすればヤマト運輸に業務委託している金額と、客からもらう差額で儲けており、ヤマト運輸は伊藤忠商事からまとまった大口の依頼を受けることで稼いでいたわけです。
アマゾンの請負仕事量が増えすぎたことによって、今回長時間労働、残業代未払いなど人材管理的にも金銭的にも問題となったこともあり仕事量を減らして休憩時間をしっかりとらせるようにすることと、今まで激安だった法人向けサービスの値上げに着手する方針が打ち出されています。
はこBOONは薄利多売で利益を創出していくスタイルなので、ヤマト運輸の値上げによっては全く利益が出ないどころが赤字になってしまうのでいったんサービス停止して様子を見てみようというのが今回の狙いでしょう。
サービスの実質停止は8月9日、ヤマト運輸の値上げ(一般消費者向けのサービス)は9月から最大20パーセントほど値上げするということですのでやっぱり様子見で間違いなさそうですね。
なお、20パーセントアップというのはあくまで一般消費者向けの価格であるため、法人の場合はどのような割引率になるなどの詳細は2017年5月10日現在ではでていないようです。
ヤマト運輸の配送の信頼は様々な企業から信頼を得ていることもあり、値上げされてしまったとしても安易にはほかの運送企業を選べないというのが現場の正直なところらしいです。
そのため、ヤマト運輸の割引率が芳しくなかった場合には、はこBOONはそのまま廃止となるか、値上げされるか、他運送企業と提携するかのいずれかになりそうですね。
はこBOONの原価が上がりすぎてかなりの値上げになってしまった場合はゆうぱっくなどほかの配送方法と比較してもあまりうまみがないためそのまま廃止になる可能性が高いといえます。
また、値上げされた場合にはちょっと痛手を負いますが、それでも配送する条件によればゆうパックなどその他の発送方法よりも少し安く送ることが可能かもしれませんね。
最後に他運送企業と提携した場合ですが、サービスの質が低下することが考えられますね。まあ、そもそもヤマト運輸もなかなか安価で仕事を請け負っていましたので、そのような値段で仕事を請け負ってくれる企業があるかどうかは微妙なところかなと思います。
はこBOONはなくなると考えておいたほうが良い。
はこBOONは一応いったん停止ということにしていますが、事情が大体こんなかんじなのでそのままなくなる場合も普通にあります。
はこBOONが廃止されなかったとしても多少の値上げがされることは見込まれるので、今までのようなうまみはなくなりそうですね。
はこBOONに代わる発送方法まとめ。
はこBOONのうまみがなくなるということと、停止されている間代わりに使えそうな発送方法をまとめておきました。
定形郵便物、定形外郵便物
定形郵便物
25g以内 82円
50g以内 92円
・定形外郵便物
50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 205円
250g以内 250円
500g以内 400円
1kg以内 600円
2kg以内 870円
4kg以内 1,180円
郵便局やポストなどで送れる基本的な発送方法です。切手とか貼るやつです。
はこBOONと同様重さによって金額が決まります。違うところは全国均一の金額で発送することが可能であるということと、荷物のサイズに制限がないことです。
ポスト投函の場合は紛失時の補償がありませんが、郵便局での発送の場合は商品の補償をつけることができるほか、速達の有無も設定することが可能です。
はこBOONmini使うぐらいだったら(受け取り側の手間的には)定形外のほうがまだお手軽です。
追記
定形外郵便の値上げが6月1日から行われました。
長さ34cm、横25cm、厚さ3cmを超えるもの、または1kg以上のものは値上がりしました。うまみが減りましたね。
ゆうメール
重量 ~150g ~250g ~500g ~1kg ~2kg ~3kg
運賃 180円 215円 300円 350円 460円 610円
3kgまでのCD,DVD、書籍などを安価に送ることができるサービス。発送できるものが規定されておりそれ以外のものは発送できないことと、発送前に中身がその発送可能なものかどうか確認されますので少し手間がありますがすごく安くてよいサービスです。
漫画の○○巻セットなど、漫画を出品される方であればなかなか利用しやすいサービスですのでお勧めです。
クリックポスト
追跡可能、A4サイズ、厚さ3cmまで発送可能にもかかわらず送料たった164円という素晴らしい発送方法です。かつて廃止されたクロネコヤマトメール便を微妙に上位互換したようなサービス。
クレジットカードと、家庭用プリンターが必要であるため、それがない家庭では使いにくいサービスであることが難点。なお手書き不可。
ゆうパック
60サイズ 60cmまで
80サイズ 80cmまで
100サイズ 100cmまで
120サイズ 120cmまで
140サイズ 140cmまで
160サイズ 160cmまで
170サイズ 170cmまで
ゆうパックはサイズによって値段が変わるサービスです。クロネコヤマトが重量とサイズの両方にて金額が変わっていくのに対し、ゆうパックはサイズのみで計量されるので、箱を小さくすればするほど安価に送れるのが良いところ。
発送するものによってはクロネコヤマトとさほど値段が変わらないとされていましたが、クロネコヤマトが大幅値上げすることを考えると現在はゆうぱっく一択で間違いないでしょう。
まとめ
今回はこBOONがサービス停止するということについて書きましたが、やはり良いサービスで親しみを持っていただけに残念ですね。
私たち消費者からすれば、通常のクロネコヤマトは9月から値上げすることが判明しているので、せめてはこBOONだけでも据え置きか少し値上げ程度で抑えてほしいというのが正直なところなのではないでしょうか。
とはいえそうそううまくはいかないと思うので、しばらくは代替案を使用していくしかなさそうですね。
はこBOONのような新しい良きサービスができることを楽しみにまとうとおもいます。
追記
情報提供してくださる皆様、ありがとうございます。遅くなりましたが訂正しておきました。これからも正しい情報を発信できますよう努力いたしますのでこれからもよろしくお願いいたします。