オンラインカジノは日本国内においてようやく話題になり始めた段階。2015年時点で日本国内で60万人程度がオンラインカジノのアカウントを保有していると言われています。
アダルティなサイトなどでもオンラインカジノの広告が出たりするので、今でも「怪しい・詐欺である・個人情報が不正利用されるのではないか」という心配をされる方も少なくないのではないでしょうか。
しかし海外においてオンラインカジノの歴史は意外にも古く、1994年にカリブ海のイギリス連邦国加盟国であるアンティグア・パーブーダーにてオンラインカジノライセンスが世界で初めて発行されたところから始まっています。当時は詐欺や不当なアカウント凍結などが多発だったそうで。
今となっては各国の法整備は進み、海外ではパチンコと同程度にメジャーな娯楽として発展しています。しかし当然運営会社は群雄割拠であり、ホワイトな運営を行っている業者から、明らかにグレー・ブラックな運営をしている運営業者まで、その数は2000を超えるとされています。
今回は悪徳業者に騙されたりしない為、また知識の一つとして、オンラインカジノはどのように運営しているのか。関連会社やライセンスに関する実態を解説します。
オンラインカジノはどうやって運営されているか。
オンラインカジノはどうやって運営されているのか、というお話しです。
オンラインカジノの運営というとITに強い会社の人がサーバー上にサービスを置いて云々してるだけじゃないの?と思うかもしれませんが、オンラインカジノの運営に携わる企業は案外多いのです。むしろ1社だけでは成り立ちません。
複数の企業が絡み合ってオンラインカジノは成り立っている。この構造を知ることによってそのカジノが安全なカジノなのか、そうでないカジノなのかを見分けることが出来ると言えるでしょう。
オンラインカジノの運営は5つの企業・団体等による分業制によって成り立っている
オンラインカジノは複数の企業の分業によって成り立っていると先ほどご説明いたしました。その5つの企業や団体は以下の通りです。手前味噌ながらフリー素材フル活用で画像をご用意いたしましたので、ご覧ください。
1.顧客
私達プレイヤーのことを指す。
2.決済会社
オンラインカジノの運営会社と提携し、お金のやり取りを仲介する会社のことを指す。当然ながら、どの決済会社と提携しているかによってお金の入出金方法が異なる。決済会社によっては日本のクレジットカードで入金できるものも。
3.カジノ運営会社
オンラインカジノを運営する企業。顧客から入金を受け、対価として遊技を提供する。パチンコでいうところのホール的存在。
4.ゲーム開発会社
カジノ運営会社にゲームを提供する会社。運営会社と提携し、ゲームソフトウェアを卸してお金をもらっている。パチンコでいうところの北電子やサミー、ユニバーサル的存在。
5.政府・調査機関
オンラインカジノが法律に基づき正しく運営されていることを調査する機関。政府は運営に必要となるライセンスを発行し、調査期間は開業後のオンラインカジノが正しく運用されているかどうか、定期的にチェックする。
正しく運用されているオンラインカジノ運営会社には5つの企業・団体が絡み合っていることが分かります。
それぞれの機関の利害関係
それぞれの企業の役割が分かったところで、それぞれの企業がどのような利害関係の下成り立っているのかを確認します。
先ずは顧客、プレイヤーから確認します。
プレイヤーは当然ですがゲームをプレイすることでお金を得たり、減らしたりします。ゲームの内容はスロットを始めとしたビデオゲームや、ビデオを通して行われるポーカー等のゲーム等様々ですが、勝てばお金が貰えるという非常にシンプルな構図です。
次に決済会社です。
決済会社は手数料によってお金を得ます。オンラインカジノ側が導入している決済方法によってどのような決済方法が使えるのかが大きく異なります。また、クレジットカードなどの入金ができない場合でも電子ウォレットサービスである「ecoPayz」や「iWallet」といったサービスを使えばATMから入金可能だったりします。
3つ目はカジノ運営会社。
こちらも顧客同様、顧客が勝てば運営会社は負け、顧客が負ければお金を得ます。顧客と逆の現象が起きていると言えます。
4つ目はゲーム開発会社。
こちらはカジノ運営会社にソフトウェアを卸すことでお金を得ます。北電子やセガサミー的存在。ソフトウェア会社と言えば卸すだけというイメージがありますが、ソフトウェア会社が不正などを行うと遠隔操作ができてしまう等の不正が起こる為、第三者機関からの定期的な監査が入っています。
つまり、どこのソフトウェア会社とオンラインカジノ運営会社が組むのかという点は、以外にも信用上非常に重要視すべきという事ですね。
(パチンコでいうところの裏モノ、注射(不正な動きをする基盤を付け、通常とは異なる当たり確立を演出したり、遠隔操作を可能にすること)を抑制することは大事だと考えると腑に落ちますね)
最後は政府機関や調査機関。
こちらはライセンスを発行する料金としてお金をオンラインカジノ運営会社から受け取ります。その金額は発行する国によって大きく異なり、申請時に○万ドル、更新及び定期点検にて○万ドルというところから、年間利益の○%を収める等様々です。
また、ソフトウェア会社もライセンスの獲得や、調査機関によるチェックが入っており、乱数生成器などの定期的な検査を受けています。
ライセンスを発行している国で有名なのは「キュラソー(カリブ島)」「カナワク(カナダ)」「マルタ共和国」「ジブラルタル」などが存在し、その他にもイギリスやマカオ等様々な企業がライセンスを発行しています。
まとめ
オンラインカジノの実態は、5つの企業や団体の分業によって成り立っています。当ブログでも紹介しているような、有名なオンラインカジノであれば比較的安全ですが、今後新しいオンラインカジノが登場することもあるかもしれません。
プレイを行う前に、本当に安全なオンラインカジノなのか?国からの認可をきちんと受けているのかなどを調べる際には上記の組織(特にカジノ運営会社、ソフトウェア会社、ライセンス)の項目を良く調べ、プレイするようにしてくださいね。
また、当ブログでは安全なカジノ運営会社は勿論のこと、ソフトウェア会社やライセンスの種類に関しても別の記事でご紹介していますので是非参考にしてください。